絶対公式が作らなそうなリチャードを再現しました。
概要



パワナンバー:11800 91338 70743
砂川 リチャード(Richard Makoto Sunagawa)
経歴:沖縄尚学高等学校-福岡ソフトバンクホークス-読売ジャイアンツ
2025年成績:83試合 打率.201 11本塁打 40打点 1盗塁
対極主義査定について
アーチスト、パワーB79
一見歪な査定手法ですが、理論的には意外と単純です。
これらを紐解いていくと、下記4点の哲学理念が基礎となってきます。
・ドイツ哲学の弁証法
・本質は実存に先立つ
・対極主義
ばりばりドイツ哲学の流派ばかりですね。本当にありがとうございました。
・・・と理解できたアナタ。
きっと、結局一つのヒモで繋がってるだけじゃん!と思ったことでしょう。
KONAMI査定を演繹的に査定したパワーB、リチャードの圧倒的な打球を帰納的に表現し、アーチストという実存にたどり着いた。これらを弁証法的にまとめず、共存させることで芸術へと昇華した。
とどのつまり、これが査定手法の本質というやつです。
まぁ、哲学サッパリの人*1からしたら、意味不明な説明ですよね・・・
こんなアバンギャルドな再現したからには説明責務があるハズです。めんどくさいですが、チョ~雑に簡単に最低限の哲学用語を解説していきます。独学で学んだ内容なんで、多少なりと誤用があるかと思います。全て鵜吞みにせず。ご了承を。
演繹法と帰納法
これ。実生活でもよく取り入れられる理論なので覚えておいて損はないです。
雑に説明すると、こんな感じ。
・演繹法
→普遍的な理論から特定の理論(根拠づけ)結論を導くこと
(例)すべての人間は死ぬ。ルイセン子は人間だ。ゆえにルイセン子も死ぬ。
・帰納法
→複数の事象(経験)から新たな理論(根拠づけ)を作ること
(例)ルイセン子は日本語を話す。ルイセン子は日本国のパスポートを所持している。ゆえにルイセン子は日本人である。
この理論を参考にし、
リチャードのパワーはKONAMIクオリティ理論からAに届かないB79*2に設定。
特殊能力は圧倒的な飛距離*3と打球速度*4を魅せつけたことからアーチストを付与しました。
弁証法(ヘーゲル)とは
弁証法を雑に説明すると、「対となるA理論とB理論を強引にひとまとめにする」手法のことです。この理論自体は、先述の演繹法と帰納法を組み合わせて誕生したものです。
例えば、
・理論A「松坂大輔のストレートはジャイロボールだ」
・理論B「松坂大輔のストレートはシュート方向に変化する」
といった対立した理論があるとします。
これらの弁証法を用いて強引まとめると、
「松坂大輔のストレートはジャイロ回転しながらシュート変化する」
という理論が爆誕するのです。
パワプロにおいても、ジャイロボールとナチュラルシュートは両立できますしし、便利な手法ですよね。
察しの良い有識者ならお気づきかもしれません。
ikezu-no-pawapuro.hatenablog.jp
そもそも真っスラ系のジャイロボールとシュート回転は現実では両立できません。
パワプロ的には確かに表現はできますが・・・
こういう詭弁も作れてしまう弱点があるので、弁証法の多用は控えましょう。
本質は実存に先立つとは
本来の用途ではサルトルの「実存は本質に先立つ」ですが、今回は人間ではなく、特殊能力という道具を説明するため、「本質は実存に先立つ」を採用させていただきます。
皆さんは、よく特殊能力の名前で採用の有無を考えてはいないでしょうか?
しかしです。
必ずしも「特殊能力名=特殊能力の効果」という訳ではないです。
これは、
・特殊能力名(ネーミング)を実存
・特殊能力の効果を本質
と定義づければ少しは見えてくるかもしれません。
例えば真っスラ。ネーミングだけ見ると・・・
「スライダー方向に垂れる」と、考えてしまうのでしょうか。
ですが、実際の特殊能力効果は「スライダー方向に変化する」だけです。
垂れる効果は付与されていないのです。
ネーミングの第一印象ではなく、その特殊能力(道具)の本質を知る。
本質に先立つ能力査定に重きを置くべきなのかもしれません。
対極主義とは
ここの説明に関しては岡本太郎氏のセリフを引用します。
「これからのアヴァンギャルド芸術の精神には、非合理的な情熱のロマンティスムと、徹底した合理的な構想が、激しい対立のまま同在すべきである。この異質の混合や融和を私は考えない。二つの極を引き裂いたまま把握する」
要は、対立する理論を共存させたままにする。
といった理念・手法を対極主義と称しているのです。
で、総括
パワーBとアーチスト。
一見、弁証法的な理は通っているが、激辛印度カリーを胃袋に強引にねじ込むような不協和音を感じずにはいれない。
あえて違和感を残し、調和しない対極を編み出すことによってなし得る。そんな前衛的なパワプロ査定へと昇華させたのです。
リチャード選手の圧倒的なパワーと歪な成績を表現するには、再現する側もまた、でたらめに飛び込む必然を強いられるのかもしれません。
パワーヒッター、パワーA
リチャードにパワーヒッター
— 与謝野ルイセン子 (日系ガーナアーリアン) (@ikz0Gmbp) 2025年10月7日
多数派に従いたくないのでパワーヒッターはやめました。
かといって第二派閥のPHなしのパワーAにするのも癪。
おしまい。