大学生の皆さん、春学期の単位は落としていませんか?
仮に単位を落としたとしても、追試はちゃんと受けましたか?
そんな8月31日。
とあるパリピ大学生が、真夏の追試のレポートに立ち向かっていた・・・
パワナンバー:11100 40237 48250
登録名:夏休みのレポート
(本名:Roy Savoliskii ロイ・サヴォリスキー)
在籍大学:文久大学心理学部
活動サークル:極東プロレタリア軽音部
所属バンド:シュバルツ・ゲバルト (ギター担当)
特技:扇風機のモノマネ、歯ギター、領域展開、タックル
好きなもの:マズロー、プロレタリア文学、サイケデリックサウンド
嫌いなもの:資本主義、機関の陰謀、〆切日
最近の悩み:必修単位を落としたこと
ikezu-no-pawapuro.hatenablog.jp
⇧前作
高校も無事卒業し、文久大学へ進学した男がいた。その名もロイ・サヴォリスキー。
田舎高校生という呪縛から解き放たれたロイは、上京学生の典型例に漏れず、学生自治会にオルグされ、階級的なバンド活動や政府転覆の妄想に明け暮れていた。
大学1年生の春学期も無事?乗り越え、プロレタリア革命活動に勤しんでいた。甲子園の熱狂が醒める頃、そんな彼を、真夏の悪魔が襲い掛かった。
そう。落単&追試だ。
その事実を突きつけられたロイは、顔面蒼白。
1年から必修単位を落とすのはマズすぎる!これは資本主義の陰謀に違いない!救済せねば!でも単位を取らないと卒業に響く!
そんな最中、ロイは学生掲示板で「8/31までに追試レポートを提出し、合格すれば、単位を認定する」との張り紙を発見する。
なんとしても単位を取ろうと、
大学の図書館で臨床心理とその歴史に関する書物を読み漁った。
が。なかなか集中力が続かない。
そこでロイは、何をトチ狂ったのか、自らを追い込むため、大学学生課へ登録名を「夏休みのレポート」へと変更する申請をしたのだ。
だが、その申請手続きに時間が掛かってしまい、気が付いたら8/30になってしまった。
バンド仲間の猪狩太陽(ライジング・アマテラス)くんにバカにされつつも、翌日の8月31日17時31分に宿題を終えた。
えらいぞ!夏休みのレポートくん!
8/31 マイケル准教授研究室
マイケル「もうそろそろレポートの締め切り時間かな、コーヒーでも飲むか」
夏休みのレポート「マイケル先生殿!ドンッ!!!(扉を破壊する音)レポートを提出しに来ました!単位を下さい!!!」
マイケル「ああ、ロイ・・・もとい、夏休みのレポートくん、ギリギリだね。(ここでレポートを確認する)うんうん、なるほど。オッケー、レポートはちゃんと受理したよ」
マイケル「あ、でもね。さっき扉破壊したよね?」
夏休みのレポート「ウッス!資本主義の諜報員に追われてて、その勢いでぶちやぶってきたっす!」
マイケル「備品壊したら、始末書と学生課への報告が必要なんでね。ほら、さっさと書いて提出してきな」
夏休みのレポート「お゛お゛ん!?」
マイケル「あ、それと期末テストにロイ君の名前が無かったんだけど、ちゃんとテスト受けた?テスト受けてないことになってるから、どのみち単位は出せないよ」
夏休みのレポート「」
※夏休みのレポートくんは、テスト用紙に氏名を「夏休みの宿題」と記載していた。仮に記入ミスしていなくても、期末テストの時点では登録名の受理が完了していないので、どのみち落単していたのであった!
こうして「夏休みのレポート」ことロイ・サヴォリスキーの夏は、むなしく終わったのであった。
ただしバンド活動は思いのほか順調にいっているらしい。
査定について
重戦車
研究室の扉を破壊したので
寸前×
落単確定したので
窮地〇、逆境〇
真夏の悪魔()に追い込まれているため
扇風機
夏の風物詩と言えば、扇風機
野球要素全く無くない?
おしまい。