・プロ平均球速は、間違いなく伸びている
・動くストレートよりも、純粋なストレートの方がトレンド
・投手が力で抑える時代が、今のプロ野球
ここ数年、プロ野球、特に投手のレベルが格段に上がった、と多くの野球人の間で囁かれております。これは事実でしょう。山本由伸や佐々木朗希、千賀、平良等といった球速と実力を兼ね備えた選手は、少なくとも十何年前のプロ野球では、中々お目にかかれないような選手ですし。
上記のような例を挙げられる機会は多いでしょう。しかし、数値として実感することは意外と少ないかもしれません。
そこでパワプロというゲームです。このゲームは、ほぼ毎作品のように、特能の新規追加や、査定方法、ゲームシステムの変移があり、一概に比較検討することは困難でしょう。
しかしながらです。最高球速だけは、当時の生データをそのまま採用している例が多く、査定の流調を受けにくい能力です。
つまりです。当時の球速を調べる上で貴重な資料となり得るのです。
ここで私は、過去作と最新作のプロ選手の最高球速を比較することにしました。
今回は10年前のプロ野球と過去作パワプロからデータ引用して比較してみます。
比較ソフトは以下の通り。
・パワプロ2012決定版
・パワプロ2022 Ver.1.8.0
計算方法はいたって単純。
上記のソフトに記録されているプロ選手の最高球速を平均化するだけ。
単調な作業を繰り返し、算出した結果が、以下の通りでございます。
比較結果
2012平均:146.66 km/h
2022平均:151.03 km/h
おお、5 km/h近くも伸びているのか。
まさかここまで数値として数値として出てくるとは。
では、各選手の球速分布をグラフ化してみよう。
山が二つに分かれている。ハッキリわかんだね。
2012の最頻値が146、2022が152か。
ここまで差が出ると、過去のプロチームを再現する際に気を付けたいところ。2012年の巨人や日ハム再現の際には、頭の片隅にでも入れて頂ければ幸いです。
私的には、オリジナル球団の作成にも、特に参考にしていきたいと思っております。
サクセスの仕様*1上から、球速をあまり上げない人が多く、最高球速のアベレージ値が浸透していないと思われます。
私もその一人であったため、今後は留意したいところです。
ikezu-no-pawapuro.hatenablog.jp
事実、私も上記の理由から、自前球団の球速をアップデートしました。
これにより、ペリカンズの平均値も約150 km/hへ調整できましたし、私的にも満足かな。
最後に
パワプロの公式査定。
過去作(特に2012以前)はガバガバと言えども、
最高球速だけは、わりかし当てになる。
おしまい。
*1:150 km/hあたりから筋力ポイントの負荷が大きくなる