今月のファイル容量がいっぱいになったので、このブログの趣旨に近い雑記を。
毎年、春、夏、冬に定期的に開催される外山合宿。
何年か前に参加してきたので、そのレポート記事を書いていきます。
はじめに
このブログを見る人のほとんどはノンポリだと思う。
先に伝えておくと、
概要を一通り見て「危険だから参加しない」と判断する人も多いと思う。
その判断は間違ってない。が、それは臭い物に蓋をする判断に近いのではないだろうか。「左翼は危険」といったレッテル「のみ」で判断しているように思える。
私の意見を述べると、それが本当に危険かを見極めるのも重要ではないだろうか。
少々脱線するが、
NHKのアニメで、「チ。ー地球の運動についてー」が放送されている。
このアニメの大まかな概要を説明すると、「教会が唱える定説の天動説を覆すため、人々が命がけで地動説の研究をする」内容である。
有名どころを挙げると、「ガリレオ・ガリレイへの宗教弾圧」に近い内容といったところか。実際の歴史では、そこまで地動説への弾圧は酷くは無かったが、この作品では、地動説自体が禁忌とされており、研究内容が露呈すると異端者として処罰される、まさしく命を賭した模索奇譚である。
この世界においても、やはり地動説が正しい宇宙像である。作中で、教会が天動説を支持しているが、この説を否定されると、教会や政治支配階層の立場が危うくなるため、その天動説を否定する地動説論者を「異端」として排除している。
要は、真実を追求する地動説を否定し、天文学の知識を追求するのに対し「臭い物に蓋をしている」状態にあるのだ。
で、ここで話を戻そう。
私がここで言いたいのは、真実を追い求めることは正であることではない。
学びを否定することのは、停滞を意味する。
という点にある。
どんな学問においても、源流やルーツと呼ぶべき歴史がある。
その歴史を無視して、対象となる事柄を語ろうなど、言語道断である。
仮にあなたが「左翼が危険」という人物としよう。で、ここで起こる問題として、なぜ左翼は「危険」なのか。左翼の定義とは。という点が、その思考に含まれているだろうか。
もし、左翼そのものに蓋をして、左翼が危険と断定してしまったら、具体的な根拠を欠いた非論理的な主張になる。言っていしまえば、「〇〇自身は政府が起こした人工地震」「サットヴァ・レモンは体に良い」のような、スピリチュアル系や陰謀論者と大差ないと思う。
じゃあ、大学で左翼史を学ぶよ、といっても独学じゃ素人には中々理解できない。
その上、大学の講義においても、哲学史は学べても、思想史を学べる機会なんぞまずない。
これは日本の幕末史や、世界の独立革命の思想にも通じるが、革命における重要な思想ルーツを無視し、一方的に危険視する人が多いため、それを理解し、説明できる学者は中々いない。
特に左翼史というのは、多くの思想や派閥が入り混じっており、ルーツをたどるとドイツ哲学はおろか、ソクラテスやアリストテレスの時代、古代ギリシャ哲学まで学ぶ必要がある、超メンドクサ~イ思想史なのだ。
まぁ左翼史なんて「皆がマルクス・エンゲルス主義の個人的解釈の擦り付け合いによる内ゲバの歴史」って言ってしまえば、身も蓋もないが。
そんな回線が入り混じったような複雑な思想史を、この外山合宿で学べるというのだ。
あなたが敵であろうが味方であろうか私は知らない。
ここで自己紹介しておくと、私の思想は、パワプロ皇道派共産趣味者である。
具体的な内容を話すと、パワプロを全世界人類に布教し、S~Gの能力査定のパズルの面白さを人民に説き、K〇NAMIという強大な資本主義に対し、プロレタリアートのアンケートでゲーム内是正を求め、より面白いパワプロを目指そうという考えだ。なお、皇道派に関しては、アドンコをグビグビ飲んで、ガーナで「美しい日本!天皇陛下万歳!」と叫び、「アフリカン・カンフー・ナチス」への絶対忠誠を誓う教義(?)だ。
こんな意味不明な思想趣味している人なんて、まず居ないし、敵対する意味なんていない(たぶん)
私は、この思想の確立のために、外山合宿に参加し、共産趣味の面白さを学んだ。
もう一度言うが、
知識を追求することを否定してはならん。
知ることに蓋をするか、火中の栗を拾うのか。
それを念頭において、親愛なる学生諸君は、参加するか否かを決断いただきたい。
外山合宿とは?
詳しくは外山恒一氏のnoteを見ればわかるため、軽く概要を。
春休み、夏休み、年末年始に、学生向きに福岡県某所で開催される勉強合宿。
期間はおおよそ一週間ちょっと。移動期間を含めると大体10日くらいか。
外山氏を知らない人もいるかと思うので、軽く紹介。
ニコニコ動画とかでよくネタされていたこの人だ。
見た目もこの時からあまり変わっていないため、一目見ればわかるはず。
本人曰く、ファシストと称しているが、実際はアナキースト(無政府主義者)に近い思想と思う。
実際、本人と会ってみると、ここまでぶっ飛んだパフォーマンスはしておらず、講義中においても、むしろ大人しい?知識人。思想が偏っている人は大歓迎!この合宿を通して、他派閥と交流できれば、なおよし、といった感じだったと思う。
この合宿の目的は、現代の松下村塾の実現である(確か)。かつての吉田松陰先生のように、無知な学生を短期間で叩き直し、基礎的な知識を有する有主な学生を、世に送り出すのが目下のソレらしい(どこまで本気かはわからないが)
主な講義内容は、
・古代ギリシャ哲学~ドイツ哲学
・マルクス・エンゲルス主義の解釈史
・日本左翼史の団体ルーツ
・活動家の紹介
あたり。
百聞は一見に如かず。
気になる教材があれば、ちょっとのぞいてみるのもありです。
魅力ポイント
その手の本が豊富
かつてテコンダー朴が掲載されてた「スレッド」、ヨハネの「マルクスガール」、半藤一利氏の「昭和史」と盛沢山。休憩時間中に読んでも読み切れないほどの蔵書量だ。
80-90年代の音楽史とか
外山氏が音楽系に明るいこともあって、若い人が知らないような、聞くべき名曲紹介や、かつての音楽に乗せた主張の紹介も。
夜のビデオタイム(任意参加)では、タイマーズやたまの曲を聞いたししてました。
濃密な10日間とゆかいな仲間たち
日常生活で交わることのない人たちと交流できるのも大きい。
しかも全国から来るため、一般的な地元トークや郷土会話、大学の相違を話すのも面白い。
思想についてもハイレベルな人が多く、万世一系や皇室継承の話題で、継体天皇の例を出しても、余裕で通じる程。自分がちっぽけな存在に思えるため、上には上がいると感じる、ワクワクする感じを味わえます。
質問コーナー
Q. 怪しい勉強会?宗教勧誘されない?
A. 怪しいか怪しくないかと言えば、間違いなく怪しい。が、個人情報の抜き取りや、宗教勧誘の類いはまず無い。
個人情報と言っても、参加条件として氏名(仮名でも大丈夫だと思う)や年齢と在籍大学を聞かれる程度。
勉強会自体は超怪しい。が、参加者は(思想以外は)至って健全な学生。
健全じゃない危険人物は、合宿参加応募の段階で振り落とされるとのこと。
参加者は、京大や同志社のその辺りの学生が多い印象。
一般的な会話は、テコンダー朴や旧twitter、皇室の万世一系について、地元トークといった、至って普通の会話ばかり。
宗教勧誘はされないが、京大の寮祭の案内や宣伝はある。意味のなく吉〇寮の入寮パンフを貰ったこともある。読んでみると意外と面白かった。
※入寮パンフ貰っても京大生以外は入寮できません。
Q. 本当に無料なの?
A. 学生なら無料です。
私の代では、合宿中、朝昼夕のご飯も出ました。
ただ、交通費は自腹です。
希望者はカンパ募金箱があるんで、そこにカンパを入れるのもアリ。
Q. 社会人は無理なの?
A. たぶん無理。
ただ例外はあるらしい?ので、ダメもとの志願もアリ。
Q. 男女部屋は大丈夫?
A. 安心してください、寝室は階で分かれています。
ただ人数の関係上、雑魚寝になります。一応寝袋は支給されました。
Q. 洗濯設備は大丈夫?
A. 洗濯機が一台(記憶上では)あるため、それを合宿者で共用します。
ただ同居という形になるため、洗濯竿や洗濯待ちもけっこうザラ。
Q. 禁煙ですか?
A. あたり前のように喫煙です。あの世界に禁煙という単語はないです。
タバコの臭いが苦手な方は我慢してください、というしかないです。
この点に関してはご了承を。
ちなみに私は肺が弱いため、タバコは苦手です。が、それ加味しても、学べる意欲のほうが勝ったため、さほど問題ではなかったです。
Q. 学生だからお金がないよ...
A. 外山恒一氏のピッチハイクマニュアルを熟読すべし。
交通費がなくてもピッチハイクすればおk。
日本じゃ治安いいし、臆することはない。若いうちは何ごとも経験!
Q. 知識無いけど大丈夫?
A. 安心してください。無くても大丈夫です。基礎の古代ギリシャの講義から始まります。
ある程度哲学の知識を持っていれば、楽かもしれません。
最後に
革命とは彼方より電撃的に到来する
この意味が理解できれば、あなたは完全な外山合宿門下生です。
おそらく大富豪で「革命」を起こすのに全力を尽くすタイプになっていることでしょう。
では兄弟諸君、健闘を祈る。
おしまい。